2015年04月19日

熊野神社

熊野神社

一週間前に近所の熊野神社で「農業祈願祭」が執り行われました。

以前は「田祈祷」と呼ばれていた豊作祈願祭ですが
「祭」といっても神社に神主さんを呼んでお供え物をあげ
お祓いをしてもらうくらいですが・・・。

ただ、この神社は下岩屋地区と上岩屋地区の境にあり
現在の行政区では「上岩屋」「下岩屋1区」「下岩屋2区」「下岩屋3区」の
氏神様で、氏子数は結構多い神社です。

とはいえ、常駐の神主はいなくて、神事の際には毎回
嬉野町で一番大きな神社「豊玉姫神社」の神主さんに来ていただいてます。

今回の農業祈願祭もそうですが、神事を取り仕切る宮総代や宮管理は
上記の地区のお年寄りの方々があたっていただき
毎月1日と15日には境内の掃除をしていただいていて
いつも綺麗なお宮さんにしてもらってます。

私が子供の頃は一番の遊び場だったけど
今は近くに小学校ができたのと、少子化で子供が少ないこと、
さらに子供たちがあまり外で遊ばなくなったこともあり
普段は静かな神社です。

こらから夏になると、相撲の稽古や奉納相撲、
風日浮立の奉納など、地域の拠り所としての役割を果たす熊野神社。

ずっと守っていきたいものです。


で、最近この熊野神社が雨漏りがするようになったらしく
瓦を替えたりする工事が必要になってきました。
約40年前に茅葺屋根から瓦屋根に変わったそうですが
今回の工事の見積りは500万円近くもかかるそうです。

私達の氏神様、地域の守り神として長年守り続けて来られたので
地域の住民でお金を出し合って工事すべきですが
最近は思想の自由というのか「ウチは神道じゃないから…」等の理由で
通常の「神社費」(年間1000円)さえも払いたくない人もいるとか。

宮役員の皆さんも頭を悩ませているようですが、
そもそも日本人で神道じゃないという考え方がどうなんでしょうかね?

私も詳しいことは分かりませんが、「八百万の神」って
考え方があるじゃないですか。
それこそ、太陽も大地も川も海も。
私達を取り巻くありとあらゆるものに神が宿っているわけですよ。
それらに守られているから今の私が生きている。生かされているのです。

こういったものに感謝する気持ちがあればこそ
人に対しても優しくできるし、色々なものに対して大切に思う心が生まれるのではないでしょうか?

今回は近所の熊野神社について書いていますが
神社だけじゃないと思うんですが、必要以上に無理をしてお金を出せということではなく
必要最低限、ここに生きている感謝の気持ちをもってすれば
世の中がもっと幸せで暮らしやすくなると思います。

最初に書いたようにこの神社には神主もいませんし
お宮の役員さんも地域の方が交代で務められます。
誰かが得をするわけじゃなく、誰もが幸せに暮らせるようにと
それぞれが少しづつ力を合わせているのです。
それが昔から続く神道であり、日本の良さだと思います。


先週の祈願祭の時にも、先輩方に偉そうに言ってしましましたが
そういうことをきちんと伝えて来なかったから、神社を思うこと
地域の中で果たすべき役割を理解できない人が増えてしまったんじゃないかな?

こういうことをこのブログで発信して、どれくらいの人に伝わるのかは分かりませんが、
おそらく大した発信にはならないと思います。
それでも気づいた人がそれぞれのタイミングで誰かに伝えることって大切ですよね。

昨日、東京から来ていただいた方と話している時も
私より若い方だったんですが、地域の魅力について発信したいと考えられているし
今の長寿社会が本当の意味での長寿じゃない、健康で寿命が理想であること等々…
色々考えさせられたし、再確認できたと思いました。


茶工場掃除もあるのでこの辺で・・・。(笑)



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Posted by おーた  at 09:05 │Comments(0)地域

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